毎朝、ただただぼーっとニュースを流し見する。今日の日付を見て、私は動きが止まった。あの人の誕生日だ。もう、祝うことはないあの人の。なんだかんだ、一回も祝えないまま離れてしまったな。そんなことを考えながら、ふうっと静かに深呼吸をして、私は朝の支度を進めた。もう、私にはなんの日でもないんだ。「過ぎた日を想う」
10/6/2024, 10:19:32 PM