パーティ全滅勇者

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恋物語

君の白く透き通った肌に手を触れたいと思った。

君の熟れた桃の様な艶やかな唇に口付けをしたいと願った。

君の澄んだ琥珀の瞳に僕だけを映して欲しいと祈った。

君の亜麻色の指通りの良い長い髪に顔を埋め、君に愛を囁きたいと神へとすがった。

君の小さく愛らしい手を僕の手で覆いつくし、連れ去りたいと夢みた。

平民の僕には到底叶うことの無い、高嶺の花の君への恋物語。

5/18/2024, 12:54:53 PM