尊い父には聞けない精神の誤りを、
ただあなたに拒絶して欲しかっただけだ。
言いたい事が喉に詰まって吐き出せない。
当たり前に享受していた平穏はいつの間にか遠くなって、終わりを求めてしまうほど耐えられない。
あなたに誠実であることに固執しすぎている。
歯車の油はあなたの寛容だった。
ボタンの掛け違いは掛け終わらなければ気付かなかった。
あなたの全てを肯定していたかったけれど。
わたしの全てが間違っていたわけではないんだろうけど。
すれ違うのは私の心だ。
許されたいわけでもなかった。
そうであると告げた瞬間、目の前の人間がまるで同じだとは受け入れがたくなるでしょうから。
最近はずいぶん少数派にも寛容になっていますが、しかしそれを打ち明けるのはなんだか違うような気がしています。誰に許されずともそれは間違いなく自身です。だから急き立てられるように告げるのでなく、まず自分を認めたい。
「すれ違う」とは、途中からではなく、初めから全く逸れていることでもあると考えています。深くを知らない心のように。
すれ違う
10/19/2024, 12:06:57 PM