名無し

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ここまで、ずいぶん長かったように感じる。

僕は何ヶ月、暗く狭いここに閉じ止められていたのだろう。

狭いと言えど、息苦しかったわけではない。

僕に繋がれた1本の管が、生命を繋いでくれていたから。

時折、壁を蹴ったり、身じろいでみたり

どれだけ動いても、この中は崩れることはなかった。

一人ぼっちなのにひどく温かい、そんな所だった。

さあ、もうすぐだ。

僕は、貴方に、会いに行くよ






















─オギャー、オギャー…─

2025年5月31日、僕の物語は始まったばかりだ。





まだ続く物語

5/31/2025, 9:50:30 AM