「悪法もまた法なり」という言葉をソクラテスが残したというのは、実は誤りであったらしい。
だったら、と思う。
この言葉を盾に無理難題を強いられた人はどうなるんだろう。ソクラテス自身ではなく、現代社会を生きる私達の中に、この言葉のせいで自分自身を追い詰めてしまった人がいるかもしれない。
逆に「ルールは破るためにある」という言葉もある。
この言葉を自分に都合よく解釈して、好き勝手に振舞った人間もいただろう。
理不尽な法、人権や尊厳を守らない法は確かに守る必要は無いだろうけれど、それを変えるのだって一定の「ルール」が必要だ。
社会生活というのは、尊厳と社会規範、個人と集団、そういったもののバランスをいかに取るか、という難しい命題と常に隣り合わせなのだ。
END
「ルール」
4/24/2026, 3:12:03 PM