【君の目を見つめると】
会話の合間、君の目をじっと見つめてみる。
視線が交わると、次の瞬間にはその目は細まり、微笑みの形をしていた。
「なぁに、どうしたの、じっと見て」
君がまあるい声で問いかけてくる。
なんか、その瞬間が、堪らなくて。
「えへへ、好きだなあって思ってさ」
思っていたことをそのまま口にすると、君の頬は染まり、目尻もぽっと紅くなった。
「もう、やめて、ふいうち」
少し怒ったような言い方なのは、きっと照れ隠し。
そんなところも可愛い。
少し視線を彷徨わせた君は、また私と目を合わせてくれる。
君の目を見つめると、君は紅い目尻のまま微笑んで、
「わたしも好きよ」
と、口にした。
君の目の奥に、甘い煌めきが見えたような気がした。
4/6/2026, 11:01:09 AM