作品No.47【2024/05/17 テーマ:真夜中】
この夜がずっと続けばいいのに。
朝なんて、来なければいいのに。
そしたらずっと、あなたといられる。
あなたと過ごす時間は、いつだってあっという間だ。あなたはいつも、私を置き去りにして、帰っていく。
あなたにとっての帰る場所が、私ではないから。
あなたにとって真に大切なモノが、私ではないから。
わかってる。わかってる。痛いほどにわかっている。
それでも私は、恨むように願うのだ。
ずっとずっと、夜であればいい。
世界が夜の底にあればいい。
あなたと私が過ごせる時間が、永遠に続くように。
5/17/2024, 2:39:03 PM