「ボス、この雲、流石に怖くないですか?」
「ああ、こりゃまずいな。どっかで雨宿りするしかねえなぁ」
「あそこの駄菓子屋の下とか良さそうじゃないですか?」
「お、良さそうだな」
2人は小走りで駄菓子屋に向かった。
「うわぁ〜これはかなり酷いですね」
「危なかったな」
外は夕立の風雨で酷く荒れていた。風は荒れ狂い、立っていたら空に飛ばされそうだ。
「思ったんですけど、ボスぐらいの体格の持ち主ならこんな嵐なんかへっちゃらじゃないですか?」
「……お前、阿呆なのか」
「さすがに冗談ですよ〜。」
「ボス、何してるんですか?」
「いや、なんか、駄菓子屋いると甘いもんが食いたくなるんだよな」
「じゃあなんか買いましょうか」
7/29/2024, 11:50:11 PM