視線の先には
私はあなたの事が好き。
それはもう、世界で一番大切に想うくらい。
朝起きて夜寝るまで、更に言えば夢の中まで、一日中あなたの事で頭の中が埋め尽くされてしまうほどに。
あなたを見つめるだけで胸がときめいた。
あなたと話を出来るだけで心が満たされた。
あなたに抱きしめられるだけで私は幸せだった。
それなのに。
私が落とす視線の先にはもう笑わない、喋らない、動かない、あなたが横たわっている。
あなたの声はもう二度と聞こえない。
もう一度、私の名前を呼んでよ。
7/19/2023, 3:26:44 PM