時折ふっと、選ばなかった未来を想像する。
嗚呼。あの時、ああすれば良かったな。
こうしていたらどうなったのだろう。
欲張りに、もしもの世界の続きを考える。
けれども決まって最後には、
「まあでも、ああやって失敗したから良かったんだよね」
と、今の時代、今の世界線に帰ってくる。
だって、あそこで成功していたら経験できなかったことだとか。
出会えなかったであろう、友人知人の顔がちらつくのだもの。
全部が全部、正解だったのかは分からないけれど。
年を食ったとは云え、まだまだ今生の途中だし。
先の道は不透明で見通せないけれど。
今届く範囲の選択を繰り返して、少しでも「幸せだった!」と胸張れるゴールにたどり着きたいと思うんだ。
(2025/01/04 title:068 幸せとは*02)
1/5/2025, 9:55:53 AM