彼とわたしと

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“目が覚めると”

目が覚めたら、天国に召されていないかなとよく考える。もしも天罰が当たってしまって、地獄に召されたとしても良い。今だって生き地獄のようなものだ。これ以上に辛い地獄は無いだろう。

最近は、毎日が億劫で、泣かない日などない。なぜかはわからないけれど、気付けば泣いている。誰か、私の明日を輝かせてはくれないものか。思わせぶりでも良い、ただ、今だけでも、夢を見させてほしい。幸せを少しだけでも、感じさせてほしい。生きていて良いと、言ってほしい。

いつか目を覚ました時、彼の顔を一番に見たい。そして、おはようと言われたい。きっと、現実には起こらないけれど、夢くらい見させてほしい。泣き腫らした赤い目の奥で想像してみながら、また明日を迎える

7/10/2024, 1:04:00 PM