一尾(いっぽ)in 仮住まい

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→心の襞に幾つある?

 強い想いの丈、黒く染まった憤怒、ちょっとした優越感、その対極の劣等感など……、それらは口にはしない感情を私たちは持っている。自分だけの秘密だ。

 言語コミュニケーションの複雑さが、このような秘密を人間に抱かせるのだとすると、人類以外はそのような心の秘密を持たないのだろうか? (あぁ、お願いです。今は、イルカや象、猿人類には言及しないでほしい!)
 
 数年前、菌類であるキノコの電気信号が言語的特性論を持っているとの研究結果が発表された。
 そこから想像を働かせるとすると、キノコたちは共通の単語のもと、キノコ語を操っているかもしれないのだ。
 では、彼らも感情を有しているのだろうか?
 彼らの傘の中には、どのような秘密が潜んでいるのだろうか?
 
テーマ; 傘の中の秘密

 参考文献: Andrew Adamatzky『Language of fungi derived from their electrical spiking activity』(『Royal Society Open Science』)

6/3/2025, 12:12:14 AM