何を言いたいのかしら。
どこまでも私を追ってきて、
何を言いたいのかしら!
その向こうへ連れて行ってくれるわけでも
ないのに、どうして追ってくるのかしら!
ううん、本当はなんでか知っているの。
「あーもう!
マキったら、また今度お空を見ればいいでしょ?
今日は……。ね!ほら!」
「でもね、母様?
お空、昨日はね、ぱんだったから、笑っていたのよ!
その前はね、あめさんだったから、泣いていたのよ!
今日はね、今日はね、
何もないから、私を追ってきているのよ。
私のお洋服がまっくろで目立つから!」
その日は、マキの父親の命日だった。
父親は毎日マキに何か一つ食べ物をあげていたらしい。
2/26/2026, 8:42:32 AM