暗闇から声がした。
ねえ。
今そこから声がした?
ちょっと。
誰かしら?
なんて
後ろに向かって言ってみたけど
誰もいなかったわ。
もしかしたら
目に見えないのかもしれない。
いつもそこにいるような気はしたのよ。
だから声をかけてみたの。
ねえ。
そしたら子どものような声がした。
はぁい。
きっと恥ずかしがり屋さんなのね。
私も人見知りでそうだから、
気にしなくていいわよ。
って伝えてみたの。
そしたら美しくて可愛らしい少女が見えたの。
腕にはトランシーバー?といったかしら。
それがついていて
もう片方のトランシーバーを渡してきたの。
受け取ろうとしたら
消えてしまったんだけどね。
体調が悪いのかと思って
ご老中に聞いてみたの。
でも首をかしげて
んん?何それ?
と言われて終わりだったわ。
あの言い方はわかってる人の言い方だったけれど。
"Good Midnight!"
少女とは友達になれたらいいなぁと
思うくらいだわ。
これ以上求めてしまったら
戻れなくなりそうだからね。
3/2/2025, 1:03:12 PM