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夢見る心

いつも前を行く君は、どんな顔で夢を語っていただろう。

「私の夢はね!」

振り返る君の顔は、逆光になってしまっていてよく見えなかったと思う。

まだ若い君と、お互いの夢を言い合って笑っている。




夢を見ていた。若い頃の記憶を、夢として見た。
今、前を歩く君はいない。

「僕の夢を聞いてくれるかい?」

君と2人、歩く道。
夢見る心は、これからもずっと変わらない。

4/16/2024, 4:08:15 PM