恋する乙女―小5女子―

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もう、笑顔を作ることができなくなってしまった。
君だけを頼りに生きてきたのに。
君だけが僕の光だったのに。
君という一等星を失った僕は、どうしたらいい?
どうしていなくなってしまったのか、どうして自殺なんてしたのか。
僕には答えを確かめる術なんてない。今の僕は、輝きを失った、ただのつまらない男だ。
そう思っていると、耳元で聞き覚えのある声が囁いた。
『大丈夫よ、あなた。私はずっとそばにいる。あなたの笑顔を見ていたいから。』
その声を聞いて笑顔になった僕の顔には、強い輝きが宿っていただろう。

2/17/2025, 1:20:56 PM