カンカンカン、と踏切が鳴り、電車がホームに入ってくる。私は立ち上がって、白線の前に立ち、開いた扉の中に入った。発進した電車の揺れに転ばないよう、手すりにつかまって、車窓を眺める。よく見る街並みや、田植えの終えた田園風景が過ぎ去った。
5/3/2024, 4:16:48 AM