※二次創作
※悪い子3人組(ばいきんまん、ドキンちゃん、ホラーマン)
ある日のバイキン城。
「ん〜…」
眠い、けど眠れない。そんな夜が続いてる。
(お腹空いたけど…こんな時間にお菓子食べたら怒られちゃうな…)
二本角の黒い宇宙人はベッドから抜け出し、キッチンへ向かった。
「ふぁ〜…あれ?」
キッチンへついたとき、彼の仲間の一本角の赤い宇宙人の少女が立っていた。
「ごくごく…ん、ばいちゃん?」
「あれ…ドキンちゃんも眠れないの?」
「うん…実は私もなの。だからホットミルクを作って飲んでたの」
「オレサマも眠れないから、なんかお菓子でも食べよっかなって思ってたんだけど、ホラ兄に怒られちゃうよね…」
「お前ら…こんなところで何してんだ?」
「うわっ、ホラ兄!?」
赤い少女と話してると、彼のもう一人の仲間の骸骨が現れた。瞬間移動でもしたんじゃないかと思うくらい、この骸骨はいきなり出てくるから心臓に悪い。
「もう、おどかさないでよ!」
「悪かったって。で、お前らがここに来たってことは…」
「ギクッ!」
「考えることは一緒だな」
「ほえ?」
「実は俺も…眠れないんだ」
骸骨の言葉に、二人の宇宙人は納得した。
「ホラ兄もホットミルク飲みに来たのね?」
「ごめんね、ホラ兄に内緒でお菓子食べようとして ました!」
「いや、そのことは別にいいんだが…」
「あっ、そうだ!」
突然、黒い宇宙人はひらめいたように角をピンと伸ばした。
「みんな眠れないなら、朝までパジャマパーティしようよ!」
「さすがばいちゃん、頭良いわね!さんせーい!」
「…たく、しょうがねえな。眠くなるまで付き合ってやるよ!」
真夜中のパジャマパーティは朝になっても続き、三人は数日寝不足になったらしい。
おしまい!
5/17/2023, 11:48:03 PM