「真夏」と聞いて
思い出すものはなんだろう。
子供の頃は
家族で海やプールに行ったり、
祖母がスイカを
丸のまま買ってきてくれて
みんなで縁側で食べたり、
通っていた小学校でのお祭りに
祖父母の家で貰ったお小遣いを
握りしめて行った記憶がある
いつかの年は、
母親も着ていたという
ひまわり柄の浴衣を着て
それを父が嬉しそうに
写真に収めてくれたこともある。
中高は1年中、水泳に没頭していた。
記録会や大会で、
練習と遠征を繰り返した夏だ。
決して成績は良くなかったけれど、
仲間と一緒になにかに没頭する
ということが、
いかに充実しているかを
教えてくれた。
そのあとは夏期講習だの、
大学のサークルだの、ボランティアだの
実習だの卒論だの
あっという間に夏は過ぎていった。
社会人になってからは、
夏に働いていた記憶はあまりない。
大体、5月や6月に体調を崩して
入院したり、自宅療養していたからだ。
そして今年もそうだ。
社会は甘くない、
長期の休みがある訳でも、
友人たちと出かける、と言っても
仕事や家庭があるので
近場でのランチに落ち着きがちだ。
いつか、夏にも仕事が出来る体調に
落ち着きたいものだ。
真夏、滝のように汗をかくので
好きではないと思っていたが、
真夏の思い出が、たくさんあることに
書きながら気がついた。
かかってこい、真夏。
「真夏の記録」
8/12/2025, 11:57:43 AM