プロセカ二次創作?書くひと

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子供のままで 咲希瑞

 ミントブルーの空の下、瑞希と咲希は手をつなぎ、ぶらぶらと家路を歩いていた。
「あーあ。ずーっとこのままがいいなぁ」
咲希が空に向かって呟く。
「急にどうしたの?」
「大人になりたくないな〜って」
瑞希が問うと、咲希は眉を八の字にし再び空を見上げる。
「だって大人になったらさぁ、お互い忙しくなるじゃん。だから瑞希ちゃんと過ごすこ  と、少なくなっちゃうよ」
成る程、そういうことか。
いや、でも⋯
「ボクたち、もう少しで結婚できるんだよ?だから毎日会えるんじゃないの?」
そこまで瑞希は言い、「家で」と付け足した。
しかし、咲希からは何も返答が来なかった。
瑞希は不思議に思い、自身の右に目をやった。
「さ、咲希ちゃん?」
「い、今こっち見ないで!?!?」
「え!?」
瑞希の目に見えたのは、顔を両腕で覆い、顔から火が出そうなほどに顔を赤くして、恥ずかしがる咲希の姿だった。
「ど、どうしたの?」
「いやいや、瑞希ちゃん!今、自分がすっごい恥ずかしいこと言ったの気がついてないの!?」
「え、そ、そんな恥ずかしいの⋯?」
「恥ずかしいよ!!」
咲希はそんなに恥ずかしいのか、道端にしゃがみ込んでしまった。
これ、漫画とかアニメとかだったらツインテール飛び上がってるよ⋯と瑞希は思う。
しかし、恥ずかしがる咲希は可愛いもので、瑞希は少し意地が悪いことを聞いてしまう。
「じゃあ咲希ちゃんは、結婚しないの?ずっと子供のままが良い?」
「うっ⋯し⋯したいけど⋯」
「はい決まりね!」
「ちょっとぉ!?」
瑞希はさらに恥ずかしがる咲希の手を取り、自身と咲希の家に向かって走る。
(うーん。やっぱりもう少し子供でもいいかな)
瑞希は振り向きざまに咲希をチラッと見つめる。
(この帰るときが楽しいからね♪)
瑞希は前を向き、ふふっと笑みを漏らした。


5/12/2026, 11:27:46 AM