「星に包まれて」
星がキラキラ輝いている。
それだけで明日も頑張れる気がした。
空を見上げれば、今にもこちらへ降ってきそう。
それは見事な流れ星。
よく聞くよね。
好きな人と流れ星を見ると付き合えるとか、
幸運が訪れる、とか。
だけど、私は⋯。
一人で見る夜空が好きなのだ。
一人だからこそ、この輝く星を独り占めにできる。
たとえ雨が降って星が消えちゃっても。
雨上がり。
葉っぱについた水滴は、数々の星に照らされる。
その水滴には、幾億年もの歴史が詰め込まれているよう。
⋯誰も手につかなかったこれまでの歴史も、星が守ってくれている。
少し胡散臭いけれど、本当に、素晴らしいことなんだ。
だから私は、夜空を誰にも譲りたくない。
きっと、いつかは誰かに届くんだけどね。
それを考えること自体、私の脳には存在しなかった。
雨の湿った匂いがする深夜。
冷たい風が頬をヒリヒリさせながら。
今日もまた、星に包まれている。
12/30/2025, 1:41:11 PM