どうも私は
友達のことを友達と思っていないらしい。
好きになれないし、嫌いになれない。
矛盾だらけで自分に腹が立って来る。
でも法則的なものを見つけた。
都合のいい時だけ好きで
悪い時だけ嫌い。
それ以外は知人。
そんな感じ。
私も相手もこの関係を
友達と呼ぶんだと
認め合っているんだと思ってたら
そうではなかったらしい。
お茶したり、恋バナをしたり、
誕生日プレゼントを贈り合ったり、
他愛もない話ができる仲を
友達と言うんだと。
私は自己中と言うんだと。
そう面と向かって言われた時
なぜか私はムカつかなかった。
その通りだと納得しちゃったから、
私には友達は作れないんだと思って
関わるのを辞めた。
人と話すのは友達への第一歩。
話し方すら忘れかけていた頃
1人の少女に出会った。
白髪の美しい少女。
私の全てを見透かしたように話し始めた。
ボクに友達なんかいないよ。
オオカミは一匹じゃ、寂しいんだ。
好んで一匹になってるわけじゃない。
カッコよくもなんでもない。
だから群れで過ごすんだ。
ボクらは親元を離れて
一匹狼となって寂しかったから
知らないオオカミと共に過ごして
群れとして生活してるんだ。
ねぇ、キミもどう?
キミも一匹だ。
少女の話は
よくわからないけど、何となくわかる。
少女がくるっと回ると
ネブラスオオカミになった。
キミもなろうよ。
"Good Midnight!"
暖かくて自己中心的でもいい
白雲峠にいるボクの群れに。
4/29/2025, 2:55:41 PM