言い出せなかった「」
結局、ずっと言い出せないまま、卒業していた…ずっと片想いしていた君に、想いを伝えられずに…何時も、一緒にいて、告げるチャンスなんて、沢山あったのに…
君との出逢いは、入学式から間もない頃…引っ込み思案な私は、なかなかクラスの雰囲気に馴染めなくて、移動教室の時に、迷っていた時に、君から声を掛けられて…何も、言えずに俯く私を、君は、教科書から察してくれて、一緒に行ってくれたね…
それから、3年間、ずっと隣で助けてくれたね…不甲斐ない私を、優しく手助けしてくれて…
そんな君に、惹かれない訳もなく…何気ない会話も、君の癖も、仕草も、心に刻んでいたんだから…痛い奴だって、自分でも自覚しているけど、それくらい、あなたが好き…
それなのに、結局言えないまま、何度も崩れた決心が、今更悔やまれる…今なら、多分、言える…かな…
9/4/2025, 3:10:52 PM