短編
想いの丈を綴った手紙と瓶の中に入る
僕のお気に入りのものと
友人に習って作った笹の船を瓶に詰めた
メッセージボトルが僕の手の中にある。
手紙はいつかこのメッセージが君に届く様にと書いた
僕の想いは君に届くんだろうか
そもそもメッセージボトル自体陸に流れ着くか
沈むかも分からない
この笹の船には、このメッセージボトルが
沈まぬ様にと願いを込めて作って
詰め込んだ一種の願掛けみたいなもの。
本来の意味とはきっと違うだろうけどね。
少し笑いながら僕は海の上に手紙の入った
メッセージボトルを浮かべてそっと手を離すと
僕が作った不格好なメッセージボトルは
あっという間に見えなくなってしまった。
波にさらわれた手紙は、君の手に届く?
それとも見ず知らずの人に届くのかな
いつか手紙の返事が来たらいいな…
テーマ「波にさらわれた手紙」
8/2/2025, 5:49:57 PM