不意に視線がこちらを向くことがあって、数秒の注視があったような気がして、それは錯覚ではないかと否定する頭がある。歪みや曇りがあることに堪え難い気持ちがあって、それがどうしても避けられないのだから、せめて頭では現実を正しく認識していたかった。けれど、見つめられていると思うことも、そんなわけはないと思うことも、同様に真実からは離れている。私があなたを見つめている。目が合うと、いつものその事実に向き合わされる。#見つめられると
3/29/2023, 6:38:17 AM