優しい陽の明かりと頬杖

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春爛漫


まるで 物語の 出来事 みたいね
昨日までの 風景が
風に 舞い散る 桜の 花が
この世界 春色に 変えてく 秘密の 季節

どうしてだろう?
また 君が 少しだけ 優しさを ましてく 予感

新しい 制服に 着替えたら 
桜の 雨に 打たれた 校舎に 光る
フォトグラフの なかに 君が 

しなやかな 髪を かき揚げ
光の なかに ループが できてる

水しぶきを 上げた 自転車に
桜の 花びらが 名残を残し
春爛漫の 香りを させてる

どれくらい あと 歩けるのかな?
君が いた 春先の ひだまりが 
君が いた 太陽が 軽やかな 風を運んで
風の 便りに 聞くかな?

いつか 話した 夢の
いつか 君と いた 季節を 走る 少年の 
心の 中に 生きてる 

私の ことを 忘れないでいてね
これからも よろしくね
そっと リボンを ほどいて ウィンクするね
懐かしい 楽園に もう一度 桜が 咲けば
君は もう一度 ここへ来て
いつかの 夢の ノートを そっと 開いて
また 風が 心の中に
桜の 匂いを 運ぶから






君に 謡う 花は
桜の 季節を 舞う 花嵐
あれほどに 好きだった
木陰に 君はなし

遠い 空を 見ていて
夢を えがいた 雲に
何度 君を 話したろう?
それでも 返事は もう 帰らない

春爛漫 桜の 雨
別れに 詠む 歌は 何処か きれいで
哀しみを 何故か 忘れる
君は 水溜りに 映る 影

息を 吸い込んで 空が とても 明るい
日差しが 次の 場所へと 誘うから

花が 散りぬ 道を
桜が ポロリと 落とす 涙さえ
あれほど 生き急ぎ
途方を 暮れていた

淡い 夢は 儚し
雲が 割れては 告げる
太陽 いつか 鮮やかに
晴れてく 雲を 割って 差し込んで

春爛漫 桜の 雨
路上に 舞う 心 誰か 告げてく
哀しみを 何故か 飲み込み
君は 木陰に 映る 陰

桜 並木道 あの 夢 思い出
春 運ぶ風 あの 空 きれいに 澄み切って 
空 鳥泳ぐから

4/11/2024, 2:37:57 AM