松永瑞希の年末は最悪だった。
クリスマスの二日前、3年間付き合った恋人の茜里と大喧嘩の後に破局したのが始まりだった。
喧嘩のきっかけは、
「ゼミの男友達ともっと遊びたい」
という彼女の一言だった。
彼は極力、彼女の人間関係には口出ししないようにしていた。しかし、近頃の茜里の行動は、彼の許容できる範囲を超えていた。
デートや旅行はもちろん、毎日のようにしていた通話も、就活の準備や資格の勉強を理由に断られるようになった。
そんな時、茜里が他の男と親しげにしている、という話を聞いて、居てもたってもいられなくなった彼は、直接彼女を問い詰めた。彼女から出てきた言葉を聞いた時、彼は自分の中の彼女が音を立てて崩れたのを確かに感じた。激しい動悸と彼女に対する怒りは後から湧いてきた。そして、二度とこの女に関わらないと彼は誓った。
その次の日には自転車を盗まれ、財布を落とし、茜里のアカウントをブロックしようと開いたInstagramでは、新しい男とデートをしているであろう彼女の投稿が流れてきた。
そんなこんなで、彼はどん底の気分のまま新年を迎えた。
彼は、ただひたすらに布団の中で考えた。深い怒りと失望の末に、彼は過去の言動を自らに問うた。
そして、自分の行動の幼さと、自己中心的な己を発見し、大いに反省した。
今年の抱負は、この内容をしっかりとした作品に仕上げることです。
1/2/2026, 3:41:21 PM