よつば666

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お題『未来への鍵』

 星のかけら(石)の件は兄、藤雄(ふじお)の知り合いに任せることにした孝雄(たかお)はティリティリマタンギ島の残りの外周を2時半かけて歩いた。途中飛べない鳥【タカヘ】や世界最小のペンギン【ブルーペンギン】など日本では見れない鳥達を観察することが出来た。
夕方16時頃フェリーに再び乗りオークランドの街へ帰った。夕方18時頃藤雄の家で夕食をご馳走になり、夜20時兄の車で空港まで送ってもらい。21時のフライトで孝雄は日本へ帰国した。

数日後星のかけらの件で兄からメールで連絡が入った。

『To 孝雄 
預かった星のかけらなんだがな、知り合いに調べてもらったんだが、あり得ない代物らしくな。詳しく調べたいからしばらく預からしてくれって言ってるんだ。アイツがいうには『未来への鍵(ヒント)』が隠されているかも知れない』だってさ。アイツがいう未来は宇宙のことらしい。ロマンある話だろう(笑)。だから悪いがもう少し調べさせてくれ。何かわかったら連絡する。From 藤雄』

兄のいうアイツとはサターン・ドンバラさんのことだろう。私がまだ大学生になったばかりの頃兄は彼のことをよくアイツと呼んでいたのを思い出した。
大人になった今でも交流が続いているなんて羨ましいなぁと孝雄は部屋で1人、NZLの空港で自分用のお土産に買ったマヌカハニーの入りのホットミルクを飲み一息ついた。

End

1/11/2025, 9:01:17 AM