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こんな夢を見た


大きな鳥居がある。50メートルはゆうに越すほどの大鳥居だ。その鳥居はテーマパークのなかにあった。
どうやらテーマパークのエリアのひとつのようだ。
鳥居は登ることができて、鳥居の足元からよじ登れば、他のエリアを見通すことができた。

向こうに見えるエリアは、大きな要塞のような石造りの砦。砦は海の一部を囲うように作られていて、囲んだ海の上で水上ショーを行うようになっていた。
砦内部にはお土産物屋さんがあり、テーマパーク全体のお土産が集約されて売られている。

海の上は大きな水車がついた船が走っている。テーマパークの移動手段のようだ。その船や古びた高架電車などによってテーマパークのエリア間の移動ができるようになっている。もちろん、自力で泳いで渡ってもいい。

泳いで行った先には、ジャングルや湿地帯をイメージしたエリアがあった。名物は水上コースターのようで並ぶのに時間がとてもかかった。水飛沫が常に自分の顔を濡らし、コースターを楽しむ悲鳴がよく聞こえる。もうそろそろ、自分の番。乗り物である丸太に乗り込んで、出発──


意識が持ち上がり浮上する。
瞼を持ち上げ、光を確認する。窓からは朝日が小鳥の声と共に飛び込んでくる。
…いつもの遊園地の夢か。と、重い頭を起こす。
夢の中の遊園地、見るたびに広がっていくんだよな。
どこまで広がっていくんだろう、楽しみで仕方ない。

1/23/2024, 4:10:40 PM