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「暗がりの中で」

暗いところが苦手な僕は夜が嫌いだった。

小さい頃、親に虐待を受け、暗い箱に閉じ込められた。

それが原因で、暗いところが苦手になった。

そんな僕は高校に入って、彼女に出会った。

僕を照らしてくれる太陽みたいな人。

冬は日が落ちるのが早い。

だから、出来るだけ早く家に帰りたかった。

でも、どうしても無理な日はある。

そんな僕を知った彼女は僕を救ってくれた。

暗がりが怖いだなんて子供みたいだけど。

彼女は笑わずに真剣に聞いてくれた。

それから一緒に帰ってくれた。

だから、暗がりが怖くなくなった。

そんな彼女に感謝している。

僕の太陽みたいな人。

10/28/2024, 11:41:52 AM