夏に誘われ、入道雲の、水玉の模様した青空。バスが通り過ぎる。見送ったのはヒマワリ畑。懐かしい匂いがした、蝉時雨が喧しい。君はどこかで、あの頃と同じ顔でいるのだろうか。朽ちかけのベンチ。腰を下ろし、夏を揺蕩う。
6/29/2024, 6:28:21 PM