色とりどり
「さて…今日は何を描こうかな?」
そっと筆を持つと真っ白なキャンパスに色を載せていく。
色を載せていく段階から他の人とは違う。
色が花を咲かせるように鮮やかに咲く。
赤 青 黄 緑 桃 白 茶 紫 橙 …たくさんの色がキャンパスの上で咲き誇る。
どれくらいの時間が経ったのだろうか、いつの間にか空は水色から橙色に染まっていた。
「今日はこれくらいにしよう。また明日だ」
そう言ってキャンパスに白い布を掛け部屋から出る。
彼が居なくなった部屋にそっと入り込む。
彼は一体何を描いていたのだろうか。
キャンパスに掛かっている布を取ると、キャンパスに溢れんばかりの花があった。
写真のように実物に近くて、どれも鮮やかに咲いていた。
嗚呼…彼はやっぱり絵を描くのが上手いな。
布を元のように戻して彼の部屋から出る。
彼は花が好きだから描く。
今度彼の好きな花でも渡そうか。
1/8/2026, 11:58:35 AM