過ぎ去った日々過ぎ去りし日々は日を増すごとに輝き、同時に輪郭を失っていく。ちょうど、今日訪ねた印象派展みたいに。ぼんやりとした淡い作品たちは、誰かの遠い記憶を辿っているようで心地よかった。この先、同じように過去になるであろう時間が、どうしようもなく恐ろしいのはなぜだろうか。長く生きるほど、捨てなければいけない思い出がある。間違って捨ててしまった綺麗な思い出を、まだ探している。
3/9/2024, 4:43:34 PM