小説
おばみつ
ただひとりの君へ
君はよく自分の代わりは居ると言うけれど、
君はよく自分でなくても良いと言うけれど、
君は君しか居ないんだ。
俺は君が良い。君じゃなければいけないんだ。
一緒に食べるご飯が美味しいと言ってくれる君が
俺にとってどれだけの救いとなったか。
普通の青年のように過ごせることが
どれほど俺にとって幸せなことだったか。
もしも生まれ変われるならば、君をただひとりの女の子として接させてほしい。
今度こそ絶対に守るから。
今度こそ俺が君を幸せにするから。
君の代わりは誰もいない。
甘露寺蜜璃、俺が幸せにしたいと願うのは君しかいない。ただひとり、君を愛したい。
俺はまた来世でも、君と一緒にご飯を食べたい。
そう思うんだ。
1/19/2025, 2:19:22 PM