“心の灯火”
本来は、その物事を思い出すと心がほかほかするとか、幸せな気持ちでいっぱいになるとか、そういうことだろう。けれど、私は違う。テスト期間に彼のことを思うと「絶対、彼の大嫌いな100点を取ってみせるんだから」と、心が燃えたぎる。「見てなさいよ!!」と、強く思う。
あぁ…そうだな、私はこんな横柄なわがままを今日も並べてしまったけど、本当は彼に私を見て欲しくてしょうがない、ただそれだけだったんだろう。結局わたしは今日もまた、彼のことを思えば心がほかほかしてしまって、私ばかり幸せな気持ちになって…。
いつ、どんな気持ちが彼へと燃えたぎろうとも、私の“心の灯火”は彼だけなのだ。つまり、怒りのその先も、全ては愛なのだ。
9/2/2024, 12:07:25 PM