灯詩

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少年は歌っていた
私は聞いていた

僕は歌った
少女は泣いている

私は聞いた
なぜ歌うのか

僕は言った
歌いたいから

私は不思議と頷いた
静かに聞き続けた

僕は声が枯れるまで歌った
でも愉しかった

私は泣いた
少年の歌を聞けたから

僕は見た
少女の雨を


私は言った

僕は聞いた



歌は温もりを与える夢である
声が枯れるまで夢を見続けるの

10/22/2024, 2:28:27 AM