安堂

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羽ばたく白鳩でも、群青の青空でも
生い茂る緑でも、保障された権利なんかでもない。
私にとっての自由は貴方だった。
たまに吐き出す恨み言。
まるまる包んであわいに寄せた。
泳ぐのは貴方の中。
その背中は象徴。
目指して私は歩を進める。

/ あなたがいたから
 どこへだって駆けてゆく二足のシューズ。そこから生えたしなやかな脚、胴、頭。ちょっといいお店の黒珈琲みたいな、透き通った茶色、双眸は何を見ている?正義と平和の色をした貴方の影に、私をそっと入れておいてくれないだろうか。

6/21/2024, 5:31:43 AM