猫好き 花純

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起きると、だるくて熱をはかると38°。

その日は休んだ。

次の日、その次の日と休み続けた。

1週間たち、元気になった。


そして、学校に行った。

すると、先生が、

「それでは始めてください!」

バチンと手をならした。

みんなはドタバタとなにかをはじめていく。

仲良しの友達に、

「ねえねえ、みんな何してるの?」

と聞くが、無視。

他にもたくさんの人に聞いた。

でも、全員無視。


実は、昨日もおとといも言っていて、

大事なことだとも言っていたが、忘れていたり、

やることが分からない人は自業自得で、

何をするか聞いてきたとしても、無視しなさいと

言われていた。


「準備終わったようなので出席番号順で、1番から、
やってください!」

また手をならす先生。

1番の人は

「私はこのようにしました。」

謎の紙を黒板に貼る。

みんなが拍手しはじめる。

私もあわてて拍手する。

2番、3番、4番、5番…


次は私の番。

「はいじゃあお願いしまーす」

先生が言うと、みんながいっせいに私の方を見る。

私は先生に、

「あの…!」

言いかけたところで先生が

「はやくお願いしますー!」

いつもより強く、バ・チ・ン!と手をならす。



私はみんなの方を見る。

「どうすればいいの…?」


その言葉をずっと呟いているかのように見える

目だった。


「どうすればいいの?」


11/21/2023, 12:22:24 PM