新しく出来た好きな人も先輩だった。ただ、前と違うのは関わりがない事、、、だけ。
中学の時に好きになった人は部活の2つ上の先輩。真面目に練習して無口で、でもその分笑った時はすごく優しい表情。1年追いかけ続けて、2回も告白して惨敗だったけど。ひたむきな姿もヘマした姿も全部含めて大好きだった。それでも卒業して、会えなくなって、諦めざるを得なかったから。ただそれだけの話で…。
未練タラタラのまま、少しだけ想いを引きずって高校生になった。入学して間もない頃から私の視界には1人だけがそっと隅に存在していた。自習スペースが校内にチラホラある中で、私は彼を見つけた。また、2つ上の先輩。関わりもないし、特に気にする必要なんてなかったのに。気付いたらいつもどこかで気にかけていて、先輩のいる空間に少しだけ安心していたらしかった。雨が降っても雪が降っても私たちの席は相変わらず対角線上。近づくこともなければ離れることもない。もどかしさなんて感じなかったけど、ただ、何も出来ないまま、先輩は卒業して行ってしまった。
また、会えなくなった。今度は想いすら伝えられないまま。諦める事も振り向かれない事ももう慣れっこだけど、やっぱり少しだけ、悲しいとか寂しいとか感じたりして。感情だけがまた独り歩き。
密かに大好きな誰かへの想いを引きずって1年、2年と、月日が流れるのを待っている。ただ、それだけの話。
題材「大好きな君に」
3/5/2026, 5:53:41 AM