「未練があるのは私だけ」 もう二度と会えないあの子と会えるのは、夢の中だけ。その回数も、ここ数年はめっきり減ってしまった。このままでは、顔も声も忘れてしまう気がする。夢の中の彼女は、私の心の中に住んでいるのだから、本人ではない。そんなことわかっている。たとえ別人でも構わない。他に方法が無いのだから。未練があるのは私だけなのかもしれない。あの頃言えなかったこと。出来なかったこと。まだたくさんあるのに。────あの夢のつづきを
1/13/2025, 8:33:03 AM