たなか。

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【どこにも書けないこと】

どこにも書けないことをもしもこの日記に記すなら。
そんなタイトルを見かけて私は手に取った。始めはただの、在り来りな物語。そんなことを思ってしまった。読み進めていけばありとあらゆる手で私を困惑させて、誰かの人生について頭をフル回転させ小さい脳みそのキャパシティを全感受性を刺激してくる。もうだめだ、読めない。なんて、そんなことを思うことだってあった。それでも、本を読み慣れない私が。普段日記を書こうとも思わない私が。読み終えて何かに侵されたように日記を書こうとしているんだ。一人の人生があんな風にドラマみたいに描けるなら。私が物語の主人公になれるなら。そう思うならどこにも書けないことを書く勇気はあるか。見る覚悟は出来ているか。

きっと、私にはまだないんだ。だって、このページが半分も行かないうちに書くのを辞めてしまう。まだ、勇気が足りないのならそれは残念、無念、また今度。ここいらで、今日の私のページは終わり。明日は明日の私がきっと書くでしょう。

2/7/2024, 10:12:14 AM