今日は流星群の日。
ラムリが元気よく私のところを訪ねてきた。
「主様!今日は流星群の日ですよ!
一緒に見に行きましょ!」
星が大好きなラムリはとても嬉しそうに笑ってる。
「ふふ、うん。行こっか。」
ルンルンな彼は鼻歌を歌いながらよく見えるところに連れてってくれた。
「綺麗だね。」
そう言うと彼はコクコクと頷いていた。
「でも、主様の方が綺麗です。」
「…え?」
「あ、い、いえっ!なんでもないです!」
顔を真っ赤にしながら彼は言ったが、
私には聞こえていた。
「主様の方が綺麗です。」
この言葉が何度も頭の中でループしている。
「あ、ほ、ほら!主様!流れ星にお願いごとしましょ!」
そう焦りながら言う彼。
「うん。」
そんな彼が愛おしくて、大好きだ。
私は流れ星にお願いごとをした。
どうか、彼とずっといれますようにと。
これからも、
この綺麗な流星群をラムリと見れますように。
彼がこっちを向いてきたので、ニコッと笑うとラムリは星に負けないくらい輝いた笑顔を見せてくれた。
4/25/2024, 10:12:09 AM