古都実

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「ありがとう。いつも俺のために頑張ってくれて。」

そっと、私の頭を撫でる知らない男性。

“ ピピピ!”

そこで目覚ましがなる。

夕方、彼の為に夕食を作っていた。

「まだ、出ないのか。のろま。」

「ごめんね。遅くなって。」

私は急いで料理を置いていく。

「薬味、これは無いのか?」

「早く出せって言われたから、無しにしたよ?」

「は?口答えするな。やり直せ。」

“ バシッ”

頬を叩かれる。

(はは、夢を見ていたい。)

そう、思った。

1/13/2024, 3:30:29 PM