"君の目を見つめると"
私の入っている部活動は、個人戦が常だった
自分だけで戦い、自分だけの実力を身につけて
自分だけの評価を貰い続ける。
部室はいつも静かで、皆が一人一人自らの課題に向き合っている
例外なく、私もそうだった
一段落ついた時、私は顔を上げる。
先輩、後輩、同級生
皆が自分の世界に沈み込んでいる。
一人の先輩が目についた
いつも笑っていて、いるだけでその場を明るくしてくれる
そんな和やかで愛らしい先輩が、普段からは想像もできないほどの真剣な眼差しで、作品を作り上げている
見慣れているはずの先輩のそんな姿に、私はたじろいだ
そして同時に、この先輩について来てよかったなんて思う
置いていかれないように、後を追いかけられる人になるために
私は自らの作品に再び向き合った。
4/7/2026, 6:46:41 AM