かたいなか

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バレンタイン商戦もそろそろ後半戦。
先々週に味見と視察を兼ねて購入した筈の日本酒入りチョコを、何故かリピ買いしておる物書きです。
I LOVE 甘味! I LOVE カロリー!
そんな物書きから、こんなおはなしをご紹介です。

最近最近の都内某所、某アパートの一室に、
藤森という雪国出身者が住んでおりまして、
メタいハナシをすると「書く習慣」のお題がお題であることが多いため、
去年頃から「ここ」ではないどこか別の世界から、
「世界線管理局」なる厨二ふぁんたじー組織の局員が、藤森の料理を食いに来ることが増えました。

いつぞやは法務部の、部門長ドラゴンがご来店。鶏軟骨入り柚子胡椒茶漬けをむしゃむしゃ。
いつぞやは経理部の、局員モフネコがご来店。マーマレードソースで仕上げた鶏肉をむしゃむしゃ。
言葉話す法務部ハムスターは藤森御用達のミックスナッツが大好き。I LOVE 上質ナッツの様相。
要するに、藤森食堂と化しておったのでした。

どうしてこうなった
(細かいことを気にしてはなりません)

で、2026年になってそろそろ1ヶ月。
今年最初だか、2回目だかの別世界出身お客様は、
世界線管理局の収蔵部収蔵課、「ドワーフホト」というビジネスネームを貸与されておるお嬢さんと、
経理部の「スフィンクス」というビジネスネームを貸与されておる俺様系モフネコモドキ。

何故か
前回投稿分に登場した稲荷子狐が
かりかりコリコリちゃむちゃむちゃむ、
藤森の冷蔵庫を勝手に開けて鶏手羽元のお肉やら軟骨やら骨っこまで、
幸福そうに堪能していますが、
気にしてはなりません。

すべては、稲荷子狐の「I LOVE」なのです。

「あ〜いらぶ、美味しいものぉー!」
さて。
ドワーフホトのお嬢さんは、美味しいものや丁寧に作られたものが大好き!
様々な別世界の、様々な料理を楽しんできたので、
藤森には特に、日本ならでは、地球ならではの御当地ミールを求めておりまして、
「藤森さぁん、もっとー、もっと〜」

昨晩、日本のテレビ番組で、
ヘルシーかつボリューミー、なにより食べて美味しい食材が、様々な調理方法でご馳走になる映像を、
ガッツリ、ばっちり、観てしまいまして。
そうです。某ケンミン番組のアレです。
こんにゃくです。

I LOVE 美味! I LOVE ヘルシー!
ドワーフホトのお嬢さんは親友のスフィンクスを誘って、藤森のアパートに突撃!
さっそく、その食材で料理の4品5品、いや7品くらいを、オーダーしたのでした。

ドワーフホトのお嬢さん、お金はガチで湯水ほど、
大金持ちの枠に当てはまる程度にありますので、
ちゃんと藤森に対価として、技術料と材料費と、手間賃含めた報酬を、ケチらず渡すのでした。
「ローカロリーで〜、食物繊維豊富で〜、
ヘルシー!やさし〜! ア〜イラーブ」

「そう言ってもですね。ドワーフホトさん。」
じゅーじゅーパチパチ。
モフネコだかモフドラゴンだか分からぬスフィンクスが藤森の部屋のコタツを勝手に大改造しておるのをシラーっと見ながら、
くるくるこんにゃくを油で炒めて、藤森言います。
「いくらヘルシーなこんにゃくでも、
この量は、さすがに、その」

こんにゃく料理の量が、さすがに多過ぎるのでは。
さすがに1人、なんなら藤森とモフネコゴンと子狐含めて2人2匹で食うにしても、過剰では。
藤森は言いますが、
美味を愛するドワーフホト、気にしません。
「だいじょーぶだいじょーぶぅ」

こーんにゃく。こーんにゃく。
ヘルシーローカロリー御当地ご馳走。
ドワーフホトはるんるん、たんたん、藤森食堂への期待で胸がいっぱいです。

「藤森さん、デザートも、お願いしまぁす」
「こんにゃくでデザート??」

「こんにゃくに〜、きな粉とー、黒蜜ぅ」
「黒蜜もきな粉も有りませんよ」

「だいじょーぶだいじょーぶ」
「いやドワーフホトさん……?」
「アーイラ〜ブ!」

そんなこんな、ナンヤーカンヤー。
藤森食堂はそれから1時間2時間続きまして、
こんにゃくのきな粉&黒蜜がけは、ドワーフホトがどんな魔法を使ったのか、
ピンポン、藤森の部屋にソッコーで、現物が無償……おそらく無償で、届きましたとさ。

1/30/2026, 4:04:13 AM