やまめ

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涙で見えない
あなたが暖かい
優しい言葉ばかり
その中に孤独な優しさ

散らばった言葉をまた散らばす
砂利を踏んづけ言葉を探す
でもただこの腕が
回されたこの腕が
私を離さないのなら
もうそれでいいや いんだよね

「孤独なのね」
そうなのかもね
苦しいことばっかり
な訳でもないよ

また明日っていう間もなく
あなたと一緒に朝日を出迎え
もう寝ようかって畳に転がる
愛してる、の一言だけが
言えない、そんな大好きを

重たい過去の感情が
どうにも耐えきれないんだけども
あなたが無邪気に信じてくれて
どうにか笑ってられるんだ
ねえ幸せだよ、ありがとう

絵文字で誤魔化すこの闇も
まどろみに潜むあの穴も
拭いきれないその壁も
全部私のせいだから

愛してるって言ったんだ
大好きだって思ったんだ
だけどごろごろ動くのは
重くて黒いあの感情
夜の街に潜むあの感情

タバコの煙に誘われて
奥へと歩いていく私
隣に君がいてほしい
あなたはここに来ちゃ駄目だよね
私が何とかするからさ

街の灯りに照らされて
幸せそうに息吐いて
それがあなたのいる世界
それが私じゃない世界

7/9/2024, 3:53:22 AM