「罪悪感は最初だけ」どんな汚い手を使ってもいい。ほんの僅かな罪悪感を抱くだけで、貴女を手に入れられるのなら。初めは、そう思っていた。消えていく罪悪感と、それと引き換えに得るものは、ある種の快楽だ。貴女が気が付かないうちに、見えない檻に閉じ込めていく。一生気付いてほしくない。その一方で、気付いて絶望に塗れた表情を見せてほしいとも思う。罪悪感なんて、もう抱かない。────落下
6/18/2024, 2:29:59 PM