「おかあさん、よるがあかるいね。」
外をみたこぎつねは、うとうとしながら言いました。
朝早くから降りはじめた雪は、夜にはこぎつねの体が半分埋まってしまうくらいまで積もりました。しんしん、ずんずん、と、積もっていく雪の中を大はしゃぎで駈けまわり、遊び疲れたこぎつねはもうへとへとです。
「雪は、いろんなものを明るくしてくれるのよ。お前のこころも明るくなって、今日はたくさん遊んだわね。」
と、おかあさんは言い、こぎつねの頭を優しく撫でました。
すでにお目々が半分閉じているこぎつねは、おかあさんのあったかい手を感じながら、…ああさむいけど、ゆきはあかるさをくれて、なんだかぽかぽかしていいきもちだなあ…、と思いながら眠りにつきました。
12/27/2025, 6:34:17 AM