「猫派」と「犬派」で人間を仕分けするコンテンツをたまに見かける。
しかし、私はどちらか選べと言われたら「猫」を選択するが、断然「鳥派」と主張したい人間である。
もう随分昔にセキセイインコを飼っていた時のことだが、野良の黒い子猫に「待ってー!」とばかりに追いかけられて、足元にしがみつかれたことがある。
その子ときたらそれは目鼻立ちの整った美猫で、めちゃんこかわいい黒猫ちゃんであった。許されるなら連れ帰りたいくらいに。
しかし、ウチにはかわいいインコがいる。
猫にとって鳥は獲物である。
私にとって我が家のインコちゃんこそが家族なので、その黒い子猫の頭を数回撫でてやったのち、心を鬼にして野外に置き去りにした。
後悔はしていないが、今でも子猫といえばその黒猫のことを思い出す。
【お題:子猫】
11/15/2024, 1:27:46 PM