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優越感、劣等感
あるゲームの夢小説です。(ネタバレを含む可能性があります)


二人きりになっちまったな、
なァ、二人きりと言えば?
ヤることつったら一つしかないよなぁ?

そう言って彼は僕を壁に押し付けた。
潤んだ瞳で彼を見る。

あ?お前も期待してたんかよ!
アッハ!
………。

彼は少し顔を曇らせた。
それと同時に押し付けられた腕に更に力が掛かる。

いつもいつもお前はスカした顔して、俺ばっか振り回されてンだよ。分かんねぇだろうなぁ?
心ココにあらず?みたいな時だってあったし…

今俺は、いつでもお前をどうにかできるんだぜ?
お前の頭の中も今俺しかいねえ。
なぁ、ビビってんだろ。
震えてんじゃん。

なのになんで今までかばってきたんだよ。
そういうのやめろよ。サムいわ。
俺の気持ち知ってんだろ。
もう、いいから。
無理すんな。

それから、離れようとした彼を抱きしめた。

なんなんだよ!
もう、そういうのサムいって、え…なに泣いてんだよ…。


⸺と伝えた。

あぁ、そうかよ。
そんな気はしたわ。

彼は頭をがしがしと強く擦る。

すまん。俺も悪かった。
でもさぁ、お前も悪いからな??
こりゃあ、ご奉仕してもらわなきゃ許せねぇわ、ん…

彼に唇を落とす。
止まらない雫が彼の身体につきながら。


⸺おいおい…焦んなって
俺が終わらせねえから。
いつでも俺はお前には敵わねえから安心しろ。

…本当に好きだから。

7/13/2023, 8:44:50 PM